"酒未来(さけみらい)"は、
銘酒"十四代"で知られる
高木酒造さんが
18年の歳月を経て
自社で開発した酒造好適米です。
その後、醸造を試みるものの
最初の2年間はボツになり、
3年目でやっと日本酒として
お披露目できたそうです。
高木酒造さんは、
芸術品を作るような
丹念な酒造りを行っているため、
日本酒の生産量を限定しています。
したがって、
酒米が多く収穫されると
余ってしまうため、　
お付き合いがある蔵元さんへ
提供しているそうです。
"くどき上手"で知られる
県内の亀の井酒造さんへ初提供し、
その後、県外へと広まりました。
今では、三重県の"而今"、
福島県の"寫樂"、
山口県の"東洋美人"、
栃木県の"鳳凰美田"等の
銘酒で酒未来が用いられています。

この酒米の特徴としては、
"山酒4号(金紋錦×山田錦)"と
"美山錦"を配合しており、
心白が小さく、硬い&溶けにくいため、
精米歩合を高めることができます。
したがって、純米大吟醸等、
高精細な日本酒の醸造も可能です。
甘さや旨さ、果実味を楽しめる
個性的な酒米とも言われています。

今回、十四代と而今を
常時取り扱っている居酒屋の方と
お話をする機会があり、
とても勉強になりました。
もしかしたら、
ネットに書かれていない内容も
あったかもしれませんね。
酒未来について、
僕なりに分かりやすく
まとめたつもりです。
お楽しみ頂けたら嬉しいです。

後日、"十四代 酒未来 純米吟醸"と
"而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生"を
飲み比べした感想を日記に書くので、
楽しみにしていてください。

＊ 広臣 - HIROOMI - ＊